2018/05/06
和歌山県有田川町にある「あらぎ島」へ行ってきました。
「あらぎ島」と言っても島ではなく、『日本の棚田百選』にも選ばれているという、見事な景観の棚田でした。
漢字では「蘭島」と書くそうですが、読めません。
和歌山にこんな棚田があったなんて、知りませんでした。
この辺一帯は、日本の原風景そのものです!
みごとな景観です!
Contents
「あらぎ島」って?
♣高野山から流れている有田川が蛇行してできた舌状の河岸段丘に作られた棚田です。
♣大小の水田が扇形に54枚あり、6軒の農家がお米を作っています。
♣江戸時代の初期に地元の庄屋・笠松左太夫が私財を投じ、地元の農民により灌漑水路工事が行われ、開墾された水田です。
♣2013年(平成25年)10月に「蘭島及び三田・清水の農山村景観」の名称で国の重要文化的景観に選定されました。
展望台からの景観
有田川の対岸から「あらぎ島」を眺める展望台があります。
▲展望台には、「あらぎ島」の四季折々の美しい景観の写真がありました。
秋になると、緑色のグラデーションがパッチワーク状に見れるそうです。
『キャンドルライトイルミネーション in あらぎ島』
毎年9月6日に「キャンドルナイト・イルミネーションinあらぎ島」が開催されます。
▲約1,700本の手作り竹灯籠にロウソクを灯し、「あらぎ島」を幻想的に浮かびあがらせます。
これは、2007年に秋篠宮夫妻の第三子・悠仁さまの誕生日を祝ったのが始まりだそうです。
有田川町清水地区が、秋篠宮紀子さまの曽祖父の出身地ということで、地元若手有志「紀清の集い」が主催するイベントです。
高野街道と龍神街道の分岐点
▲この展望台地点は、高野街道と龍神街道の分岐点らしいです。
弘法大師が四国からこの高野街道を通って高野山へ向かったとか・・・。
紀州徳川の初代藩主「徳川頼宣」が、和歌山城から龍神街道を通って、龍神温泉に湯治に行ったとか・・・。
また、この土地の人達にとって、塩サバなどの食料品を運ぶ重要な生活道で「さば街道」と呼ばれていたとか・・・。
弘法大師も紀州の殿様も通った道なんですね~。
高野山も熊野古道も和歌山城も近いし・・・。
やっぱり、この辺は歴史ある地域というのを実感します。
基本情報・アクセス
「有田川町公式サイト」はこちらから
今日のまとめ
初めて訪れた「あらぎ島」の棚田は、珍しい形をしていて、とても印象的でした。
雨上がりで、まだ空はどんよりしていましたが。
天気が良ければ、棚田が綺麗な夕陽に映えそうですよ・・・。
ちなみに、「和歌山県朝日夕陽百選」にも選ばれているスポットです。
四季折々の景観美を楽しめそうですね。
毎年、12月上旬から翌年の2月上旬まで「あらぎ島イルミテラス」も開催されるようです。
あらぎ島に設置されたLEDライト約3000個が日没後に点灯され、最終日には花火も打ち上げられるそうですよ。
和歌山は奥が深い・・・。
山あり、海あり、歴史あり・・・。
今、和歌山が熱い!おもしろい!
ちょっと、和歌山を開拓してみよう!