『房総のむら』で江戸時代の商家の町並みにタイムスリップ!

2017/03/20

房総のむら

「房総のむら」は、成田国際空港、成田山新勝寺にほど近い、印旛郡栄町にあります。

「房総のむら」は、参加体験型の博物館です。

原始・古代から近・現代までの衣・食・住・技の移り変わりを、当時の環境の中で、直接体験することができます。

江戸時代の商家の町並みや農家にタイムスリップしたような感覚を味わうことが出来ました。

商家の町並み

数軒のお店を紹介します。

総合案内所

外観は江戸時代後期の旅館を再現しています。モデルとしたのは成田山新勝寺門前にあった大野屋旅館です。昭和2年まで使われていた建物を写真や明治年間の銅板画などを参考にして再現しました。角に「ふさや」と書かれた看板がかけられています。

1階は催し物の問い合わせ、見学、製作体験等の受付や案内を行っています。伝統的工芸品、刊行物などを扱う売店もあります。2階は板の間と畳の間の2室があり、研修等に使用しています。

めし屋(かどや)

外町場の一膳めし屋を調査し、それをもとに建てられています。

店先には「めし處 かどや」と書かれた箱看板を置き、のれんがかかり、店の奥には調理に使うカマドと火床があります。

ここでは冠婚葬祭のときに作られてきた太巻き寿司や、季節の素材を用いた房総地方の郷土料理の実演や製作体験を行っています。

酒・燃料の店(下総屋)

酒を量り売りした店を調査し、それをもとに建てられています。
土蔵造りの建物で、外壁周囲の腰の部分はナマコ壁の装飾がされています。店先には酒屋の看板代わりにかけられていた、杉玉(酒林ともいう)が下げられています。これは新酒ができたことを知らせるものです。
店の中には一斗樽、四斗樽や升、徳利を洗うための半切桶などが置いてあります。また、帳台や帳場格子、銭箱などが置かれ、帳場の様子を再現しています。

小間物屋(くるり)

髪飾り・化粧品・袋物などの小間物を売る店を調査し、それをもとに建てられています。
店先には「萬小間物るい(よろずこまものるい)」と書かれた板看板があります。店の中には、商品として扱った化粧道具、髪結いの道具、帯締め、羽織紐、袋物などが展示されています。また、帳台や銭箱などが置かれ、帳場の様子を再現しています。
ここでは帯締めに使う組紐、小物を入れる袋物、お守りとしてのくくり猿を作る実演や製作体験を行っています。
2階は展示室になっています。

菓子の店(あまはや)

飴、饅頭などの菓子を売る店を調査し、それをもとに建てられています。屋根看板には「御菓子製處(おかしせいしょ)」と書かれています。
土蔵造りの建物で、店の中には菓子を入れた菓子箪笥や大福、ようかんなど商品として売られた菓子類が並んでいます。神棚があり、恵比須・大黒像が置かれています。
ここでは煎餅、桜餅、練切り、柏餅などの和菓子を作る実演や製作体験を行っています。
2階には土戸があり、展示室になっています。

上総の農家

上総地方の代表的な名主クラスの農家を再現しています。敷地は2,500㎡,主屋・長屋門・土蔵・馬小屋・納屋・木小屋・作業小屋の7棟で屋敷を構成しています。
主屋は山武郡大網白里町砂田(いさごだ)の秋葉家を伝統的な工法で再現しています。秋葉家は現存する棟札から、安政4年(1857)に建てられたとされています。
また、長屋門などその他の建物は市原市栢橋(かやはし)の内藤家をモデルに再現しています。内藤家は、古文書・建築様式から19世紀後半の建築と考えられています。

風土記の丘資料館

県内各地の遺跡から出土した考古資料を収蔵・展示しています。

印旛沼から発掘されたナウマンゾウ(子供)の復元骨格。ナウマンゾウは約2万年くらい前まで日本列島各地に生息していたと考えられ、旧石器時代人が狩っていたという説もあります。

県内の古墳から出土した遺物や、龍角寺をはじめとする古代寺院についての資料を展示しています。

施設情報・アクセス

〒270-1506 千葉県印旛郡栄町龍角寺1028
TEL:0476-95-3333 FAX:0476-95-3330

【開館時間】 午前9時~午後4時30分

【休 館 日】
月曜日(休日の場合は開館し、翌日休館)
年末年始(12月25日~1月1日)
臨時休館日(平成28年5月6日、2月14日)

【料金】
一般 300円
高・大学生 150円
中学生以下 及び 65歳以上 無料

『房総のむら』公式サイト

今日の発見
『房総のむら』を散策して、江戸時代の商家や農家の雰囲気を味わうことができました。今回は午後から出かけたので、制作体験などはできませんでしたが、次回はチャレンジしてみたいと思います。また、この地域には古墳(龍角寺古墳群)がたくさんあることを知りました。印旛沼からナウマンゾウが発掘されたのも驚きです!(^^)!(写真2017.3.17撮影・説明文はHPより抜粋)

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