2020/07/12
岩手県、三陸海岸北部の田野畑村にある「鵜の巣断崖」を訪れました。
駐車場に車を停め、静かで雰囲気のいい松林の遊歩道を抜けると・・。
眼前に太平洋が広がり、北の方には圧倒的な高さの断崖が現れました。
弓場にえぐられた高さ200mの断崖は、みごとに5列に連なっています。
曇り空の中で見るその景色は、幻想的でまるで水墨画のようです。
天気のいい日は、屏風のように連なる断崖とマリンブルーに輝く海の美しさに魅了されるそうですよ・・。
「鵜の巣断崖」とは
「鵜の巣断崖」は、三陸海岸北部を代表する景勝地の一つです。岩手県の田野畑村にあり三陸復興国立公園に属しています。「鵜の巣断崖」の名前は、崖の中腹にウミウの巣があることに由来するそうです。
おすすめポイント
♠太平洋に沿って、5列に連なる標高200mの断崖絶壁を眺めることができる!
♠マリンブルーに輝く海原を眺めることができる!
♠天気がイマイチでも、幻想的な風景を味わえる!
♠松林の遊歩道は、ウッドチップが敷き詰められ足に優しく気持ちいい!
♠海岸で森林浴も楽しめる!
基本情報・アクセス
地形について
鵜ノ巣断崖一帯は三陸海岸北部に見られる典型的な隆起海岸地形である。これは、一帯を構成する北上丘陵が、長い年月を経たことで、海岸段丘面の波食の作用を受け形成されたものである。海岸段丘は、波食が緩やかな場所では低地部が残存したりするが(九十九里浜の納屋集落など)、三陸海岸北部一帯は海流の影響などで波が荒れやすく海食、とりわけ波食が活発であり、また太平洋に面しているため、地震活動による津波の影響も受けやすい。そのため、海岸段丘面の下部がほぼ全面に亘って削り取られたような形となっている。それゆえ、頂上部は平坦な丘陵地帯を形成するのに対し、ほぼ垂直に切り立った崖が展開される。また、このような作用から、この鵜ノ巣断崖はほぼ規則的に鋸歯状になっているのも特色である。これは、比較的脆い地盤が波食の作用を受けると、削り取られて窪んだ部分に波力のエネルギーが収斂されるからである。(出典:ウィキペディアより)