2019/05/06
平成から令和へと元号が変わる新たな幕開けの日を、
北アルプス穂高連邦の涸沢ヒュッテで迎えました。
涸沢カールは、まだまだ残雪に覆われています。
アイゼンつけての本格的な雪山トレッキングに初チャレンジ!
ガイドさん曰く、
「夏のガレ場を歩くより、アイゼンつけて雪渓を歩く方が、はるかに歩きやすい」とのこと。
自分の歩幅で歩けるので、ほんとにそれは実感でした!(^^)!
時折、『ゴーッ』という音が聞こえ、
屏風岩から滝のように流れている雪崩が見えました。
涸沢ヒュッテが見えてからの登りがきつかった!
滑らないように、ひたすら下を向いて歩きました。
遂に涸沢ヒュッテに到着!
やったー!
この達成感は至福のひとときです!
天気は小雨が降ったり止んだりでイマイチでしたが。
平成から令和にかけて、
記念すべき雪山トレッキングを楽しむことができました。
涸沢カールって?
(出典:ウィキペディア)
♦涸沢カールとは穂高連峰の東側に氷河によって削り取られた深い谷のことです。
♦涸沢カールの直径は約2kmで、カール底の標高は2,300mです。
♦カール壁の最高点は、槍・穂高連峰の中でも最も高い奥穂高岳(標高3,190m)で、カール壁上端からの比高は約900mあり、日本最大規模のカールです。
♦南側は標高3,000mの稜線である奥穂高岳と前穂高岳を結ぶ吊り尾根が屏風のように視界を遮っています。
♦西にはザイテングラートと呼ばれる支稜の先に穂高岳山荘のある白出のコルが望め、奥穂高より涸沢岳、北穂高岳へと続く穂高連峰の主稜線が連なっています。
♦東側は前穂高岳の北尾根の峰々が並んでおり、その先端は、標高差1,000mの絶壁屏風岩のピークである屏風の頭です。
♦北側は、北穂高岳の登山路のある南稜とゴジラの背と呼ばれる東稜が伸びています。
♦涸沢の雪解け水は、涸沢出合で横尾本谷と合流し、屏風岩の北側を横尾谷となって流れ、横尾で槍沢の水と合流して梓川となり、上高地へと流れ下っています。
涸沢トレッキングアルバム
【コースと所要時間】
上高地ビジターセンター-(60分)-明神-(60分)-徳沢-(60分)-横尾-(60分)-本谷橋-(120分)-涸沢
合計タイム6時間(休憩時間含まず)
▲上高地を出発(2019.4.30平成最後の日)am.8:30
▲徳沢付近より穂高連邦をのぞむ
かなりガスガスですね~
▲横尾山荘に到着 (am.11:30)
25年前に来た時より、随分きれいになったような・・・?
横尾から先は、いよいよ登山道です。
▲本谷橋からは横尾谷の雪渓を登っていきます。
▲アイゼンをつけて、準備万端!
▲残雪に覆われた谷を行きます。
▲涸沢ヒュッテをめざして、ひたすら歩きます。
小屋は見えているけど、なかなか着かない・・・。
▲ついに、涸沢ヒュッテに到着!(^^)! (pm.3:30)
疲れは、一気に吹き飛んだ~!(^^)!
軽い高山病にかかってしまったのか、食べられなく残念・・・。
夜中にお腹がグーグー鳴りました!(^^)!
混んでる時は、一枚の布団に2~3人とか・・・!
今朝は気分爽快!
バッチリ、朝ご飯いただきました・・。
▲令和元年!2019.5.1
残念ながら天気はイマイチで、モルゲンロートを見ることはできません。
涸沢ヒュッテより前穂北尾根をのぞむ!
▲紅葉の涸沢カールとモルゲンロート(出典:信州の旅)
モルゲンロートとは
朝焼け。朝日の出る前に山がバラ色に美しく染まること。
アーベントロート(夕焼け)とともに、山がもっとも美しく見えるときの一つである。
出典:コトバンクより
▲涸沢テント場
天気が悪いせいか、連休にしてはテントが少ないような・・!
▲下山前に、涸沢小屋へ立ち寄りました。
涸沢小屋は、雪崩に巻き込まれない場所に建てられているそうですよ!
▲涸沢小屋の名物ソフトクリームは最高!(am8:00)
▲いよいよ下山。
登ってきた雪渓を眺めながら、滑らないように下って行きます。
▲横尾に帰ってきました。(am.11:10)
雨が結構降り始めました。
徳沢から上高地までは、雨が降り続けましたが、
14:40、無事に上高地ビジターセンターに帰ってきました。
6名のメンバー全員、お疲れ様でした。
今回も一期一会の出会い。
京都・滋賀・神奈川・千葉・東京から集まったメンバーです。
ガイドさんは松本在住ですが。
いろいろ勉強になりました。
貴重な体験・思い出を有難うございました。