2018/07/31
室堂から弥陀ヶ原までは、高原バスで約20分。
4月から6月、道路の両側に雪の壁ができる「雪の大谷」を走って行きます。
まだ、所々雪が残っていました。
▲(出典:立山黒部アルペンルートHP)
走行中、周りは霧が出てきて景色が見えなくなりました。
室堂で見たあの青空は何処へ?
12:55 弥陀ヶ原到着(標高1,930m地点)
「立山弥陀ヶ原・大日平」はどんなところ?
♠「立山弥陀ヶ原・大日平」は、なだらかな溶岩台地の上に広がる湿地です。
♠標高1,040~2,120mと、国内の条約湿地では最も高い位置にあります。
♠雪解け水でできる雪田草原であり、1年の約半分が深い雪に覆われています。
♠「ガキ(餓鬼)田」と呼ばれる池塘(小さな池)が点在し、独特の景観が広がります。
♠雪解け水は、落差日本一(350m)を誇る「称名滝」となって流れ落ち、生活を潤す水資源になっています。
信仰にまつわる名前が多いのはなぜ?
大日・弥陀・称名・・など、信仰にまつわる名前が多く使われていますが??
立山は、富士山、白山と並ぶ日本三霊山の一つです。
かつては修験者のみが登ることを許されていた、山岳信仰の中心地でした。
そのため、山岳信仰に由来する名前が多く残っているそうです。
例えば、「ガキ田」は、池塘に生えるミヤマホタルイを稲に見立て、地獄に堕ちた餓鬼が飢えをしのぐために田植えをした場所として、名付けられました。
「称名滝」は、滝の音が「南無阿弥陀仏」と称名念仏を唱えているように聴こえるとして命名されたそうですよ。
弥陀ヶ原遊歩道コースを散策
霧が立ち込めていて、遠くの景色は見えません。
大日連山が見えるはずなんですが・・・。
近くには人もいなくて、大自然を独り占め!
霧の中の木道を歩きながら、幻想的な風景を一人静かに楽しんでいました。
餓鬼田(池塘)
弥陀ヶ原の高山植物
綿のようにふわふわした『ワタスゲ』が一面に咲いています。
鮮やか黄色の『ニッコウキスゲ』もきれいに咲いています。
『ミズバショウ』も、まだ咲いています。
『モミジカラマツ』は真っ白で清楚なお花ですね。
▲約1時間、遊歩道を散策し、バスの時間まで『弥陀ヶ原ホテル』でちょっと休憩。
14:35発の高原バスに乗り美女平まで行きました。
まだ、霧が出ていて前が見えません。
高原バスは、天気が良ければ、『称名滝』に立ち寄って車窓から観れたようですが。
今日は、残念・・・。
15:10 美女平着(標高977m地点)
▲美女平からは、ケーブルカーで立山駅まで行きます。
立山駅は、『立山黒部アルペンルート』の終点駅です。
標高差500m(1.3㎞)を7分で一気に下りて行きました。
15:27 立山駅着(標高475m地点)
▲立山駅から『特急たてやま6号』で電鉄富山駅へ
とうとう下界に下りて来てしまいました。
暑~~い!!
今日一日で、標高3,003mから475mまでを体験。
さらに、日常の世界へと帰ってきました。
大自然を満喫した夢のような二日間でした。
60代の一人旅!
まだまだイケる!(^^)!