2017/07/22
箱根仙石原で宿泊した時は、「箱根ラリック美術館」のカフェ・レストラン『LYS(リス)』のモーニングがおすすめです。
ホテルのバイキングは、ついつい食べ過ぎてしまうので。
高原の新鮮な空気と綺麗な景色を眺めながら、オープンテラスで、地産地消の美味しいモーニング!
中庭の鮮やかなグリーンの芝生にオープンテラスの赤いパラソルが映え、爽やかな高原の朝を体感できます。
Contents
箱根ラリック美術館
♠ルネ・ラリックは、アール・ヌーヴォーとアール・デコの時代を駆け抜けた宝飾とガラス工芸作家。
♠「箱根ラリック美術館」は、彼の生涯を綴った、自然とアートが響きあう心豊かになれる場所。
♠ラリックがこよなく愛した草花や、四季折々に表情を変えるガーデンを楽しめる。
カフェ・レストラン『LYS(リス)』
モーニングメニュー
新鮮なお野菜や、たまご料理をバランス良くセットした朝人気のメニューです♪
モーニングセット ¥1,300プティサラダヨーグルトメイン(卵料理を中心に、朝に合う季節の素材を集めて一皿に)ライ麦パン香草で香りをつけたオリーブオイルジュースコーヒー(AM 9:00 〜 AM 10:00 ラストオーダー)
オリエント急行
アガサクリスティで有名なオリエント急行。
ラリックは、オリエント急行の室内装飾を手がけました。
その車両が、2004年4月、箱根ラリック美術館に運ばれ、展示されています。
ル・トラン(車両)では、ティータイムを楽しむことができます。
ゆらめく柔らかな光と、幻想的なラリックの装飾。
この車両だけで、150枚以上のガラスパネルが室内に貼りめぐらされています。
車窓からの自然光や室内ランプなど、昼夜の光を巧みにあやつり、空間に無限の広がりを与えています。
ラリックがこの列車の室内装飾を制作したのは、1928年、68歳の時です。
ラリックはその頃、ガラスを使った空間装飾に挑戦していました。
特別展示 ル・トランの車両について
1929年、パリとフランス南部を結ぶルートとして開通したのが、「コート・ダジュール特急」です。
当初、ル・トランの車両は、この路線で活躍していましたが、やがて運行を休止します。
その後、オリエント急行の路線で復帰を果たし、2001年まで現役で活躍し続けました。
そして2004年4月、最後に箱根へとやって来たのです。
ル・トラン路線図
オリエント急行の名の由来は、終着駅イスタンブールをアジア(オリエント=東洋)への玄関と見たててつけられたものです。航空機に押されて一旦は幕を閉じましたが、NIOE(ノスタルジィ・イスタンブール・オリエント・エクスプレス)が1976年に、VSOE(ヴェニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス)が1982年に運行を再開。以来、走行路線の別なく、オリエント急行の名で親しまれています(NIOEは、その後運行を休止)。
アガサ・クリスティやマレーネ・ディートリッヒなどの有名人や各界の著名人も満喫したほど、オリエント急行の旅は人々に忘れえぬ思い出を残してくれているのです。