鋸山ロープーウェーで山頂へ!山頂から日本寺の日本一の石大仏へ日帰りドライブ!

2016/11/12

天気があやしい中、以前から行ってみたかった鋸山に車を走らせました。

♣鋸山は南房総国定公園に指定されていて、山頂からは関東を一望できる風光明媚なところです。
♣海と山の景色を一度に楽しむことができます。
♣学術的にも貴重な存在で、山中の地質、動植物を調査するものには、『天然の大博物館』として注目されています。

では、鋸山山麓駅に車を停めて、ロープーウェーで山頂駅まで、いざ出発!

鋸山ロープーウェー

●鋸山山麓駅から鋸山山頂駅まで、全長680mです。
●所要時間は片道 約4分です。

切り立った山肌が見えます。

鋸山からは、日本一の富士山も眺めることができますが。
残念ながら、今日は曇り空で眺めることができませんでした。
国土交通省認定の「関東の富士見100景」にも選ばれています。(平成16年11月)

天気が良ければ、山頂展望台からは、遠くに富士山、天城山、伊豆大島、近くに三浦半島、横浜の高層ビル群、東京湾を一目で眺めることができます。

ロープーウェー営業時間と料金

営業時間
通常 9:00 ~ 17:00 (2月16日~11月15日)
冬季 9:00 ~ 16:00 (11月16日~2月15日)

料金
大人(12才以上) 片道500円 往復930円
小児(6才以上) 片道250円 往復450円

アクセス

●電車で行く
JR内房線 浜金谷駅下車、 国道127号線を館山方向へ徒歩約8分
千葉駅~浜金谷駅(普通)約80分

●車で行く
富津館山道路 富津・金谷ICから国道127号線を館山方向へ約5分。

●フェリーで行く
久里浜港~金谷港11.5㎞を東京湾フェリーで約35分の船旅。
(料金、時間等は 東京湾フェリー公式サイト
金谷港から国道127号線を館山方面へ徒歩約12分。(車で約1分)

詳しくはこちら⇒ 鋸山ロープーウェー公式サイト

日本寺

鋸山山頂駅から日本寺へ
雨が降り出しそうになってきたので、大仏までの近道を行くことにしました。
徒歩で所要時間約20分とのこと。

急な階段を下り、帰りの上りは超きつそう~!

日本寺の由来

日本寺は今から約1300年前、聖武天皇の勅詔と、光明皇后のお言葉を受けた行基菩薩によって神亀2年(725年)6月8日に開山されました。
開山当初法相宗に属し、天台宗、真言宗を経て徳川三代将軍家光公の治世の時に曹洞禅宗となり、今日に至っています。
日本寺は開山当時、七堂十二院百坊を完備する国内有数の規模を誇り、良弁、空海、慈覚といった名僧が留錫(りゅうしゃく)したと記録されています。良弁僧正は木彫りの大黒尊天を彫られ、弘法大師(空海)は100日間護摩を焚かれ石像の大黒尊天を彫られました。
仁王門の金剛力士像は慈覚大師の作と伝えられています。

鋸山日本寺案内図と見どころ


日本寺境内エリア別詳細情報は⇒ こちらから

東海千五百羅漢

第九世高雅愚伝禅師の発願により、上総桜井(現木更津市)の名工、大野甚五郎英令が安永八年(1779年)から寛政十年(1798年)に至る前後21年間、門弟27名とともに生涯をかけて1,553体の石仏を刻み、太古よりの風蝕によってできた奇岩霊洞の間に安置し奉ったものです。
これは実に、比べるものがないといわれた中華民国懐安大中寺の八百羅漢をしのぐもので、鋸山は世界第一の羅漢霊場として遠く海外にも知られています。海を経て伊豆から運ばれた石材に、真心をこめて彫刻された千態万状の尊像は、すべて久遠の慈容を湛える驚くべき名作です。
我が国の文化財としてかけがえのないものですが、惜しくも明治維新の廃仏毀釈以来、荒廃したままで現在に至っています。現状、全山の復興に力が注がれています。

鋸山を訪れた文人

鋸山には多くの文人が訪れ多くの詩歌が残されています。境内には長谷川馬光小林一茶などの句碑も建立されています。近代文学では夏目漱石が「木屑録」に日本寺を訪れた際の様子を記しています。漱石と交流のあった正岡子規は後日、漱石とは逆ルートで鋸山を訪れ、この旅を「かくれみの」で著しています。

日本寺と武将

薬師瑠璃光如来は戦傷を癒すと言われており、日本寺を訪れた武将の記録も残されています。
源頼朝は石橋山の戦いに敗れた後、房州に逃れ再起を図った折に日本寺で武運を祈願し、自ら蘇鉄を手植えし、現在も大蘇鉄として境内に残っております。頼朝は鎌倉幕府を開くとすぐに荒廃していた日本寺の全山修工に力を尽くし、養和元年(1181年) 薬師本殿を再建しました。
頼朝により全山修工された日本寺は、その後、鎌倉幕府後期から南北朝時代にかけての続く戦火により再び荒廃しますが、足利尊氏により再び復興されます。尊氏は国家泰平と万民安寧を祈願し、奥の院無漏窟に参籠した事が通天窟前の石碑「房州鋸山日本寺碑」に記録されています。

日本一の石大仏

日本寺の御本尊は薬師瑠璃光如来です。東方浄瑠璃世界の教主で、瑠璃光を以て衆生の病苦を救い、病苦を救う医薬の仏様です。左手に薬壺を持っているのが特徴です。


♦昭和44年6月、4ヵ年にわたる復元工事によって再現した名実ともに日本最大の大仏です。
原型は天明三年(1783)に、大野甚五郎英令が門弟27名とともに3ヵ年を費やして現在の地に彫刻完成したものです。当時は御丈八丈、台座とも九丈二尺あり、天下にその偉観を知られていましたが、江戸時代末期になって、自然の風触による著しい崩壊があり、昭和41年に至るまで荒廃していました。
鋸山日本寺公式サイト

今日のひとこと

鋸山は、千葉で唯一のハイキングコースのイメージしかありませんでしたが・・・。
日本寺というお寺の存在も知らず、日本一の石大仏や千五百羅漢の石像に巡り合えたことにびっくりです。
まさに未知との遭遇でした!
次回は天気のいい日に、ゆっくりとハイキングも兼ねて散策してみたいと思います!(^^)!

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